国保京丹波町病院、病院長の垣田です。
少子高齢化や2025年問題が叫ばれる中、当町はすでに高齢化率は40%を超え、将来の日本が直面する問題をいち早く経験しております。
一般病床47床を持つ町内唯一の公的病院である当院は 南丹医療圏唯一の地域包括医療ケア認定施設でもあり、地域住民が安心して生活できるように 地域のかかりつけ医として、介護、福祉、行政とも強固な連携のもと地域に密着した医療を提供しております。
当院は小規模病院でありながら、京都府立医科大学や近隣の総合病院のご支援もいただき、内科のみならず、外科、整形外科、小児科、皮膚科、精神科の6診療科を標榜しております。
内科常勤医は総合内科医として内科全般を幅広く診療し、非常勤医により循環器、呼吸器、消化器、免疫、内分泌代謝など各分野の専門診療も行っております。
また、当院は 京都府立医科大学、京都市立病院、京都第一赤十字病院、京都中部総合医療センター、洛和会丸太町病院と連携して初期臨床研修医の地域医療研修を、京都府立医科大学、京都市立病院、京都第一赤十字病院、京都第二赤十字病院、京都中部総合医療センター、洛和会丸太町病院と連携して内科専門医プログラムや総合診療専門医プログラムの専攻医の受け入れを行っております。
さらに令和5年度からは地域総合診療専門医プログラムの基幹施設として認定を受けましたので、地域包括ケアの専門医といえる地域総合診療専門医の資格取得が当院で可能となりました。若い医師には当地で2週間から6か月の間勤務し、地域医療というものを肌で経験していただき、彼らの中から将来 地域を支える医師が生まれてくることを願ってやみません。
地域に密着し、地域とともに成長する、そんな”国保京丹波町病院”となることを常に目指していきたいと思っております。
国保京丹波町病院長