連休前の本日、午後５時３０分より吉岡先生の退任式が行われました。

冒頭、京丹波町長の代理で垣田院長より退職辞令の交付が行われました。

わかっていたこととは言うもののこの日が来ました。患者様はもとより、スタッフも誰からも信頼され愛された吉岡先生が当院を発たれることとなり、スタッフが大勢集まり別れを惜しみました。

垣田院長からの謝辞では「吉岡先生は、大きな病院よりむしろうちの病院のほうが合っていると思いました。吉岡先生のいないこれからの病院運営に不安がないと言えばウソになりますが、みんなでやっていくしかないと思います。長い間、本当にありがとうございました。」と述べました。

続いて、たくさんの贈り物が入れ替わり立ち代わりスタッフから順番に贈られました。

吉岡先生からもごあいさつをいただきました。

「まだ実感がありませんが、今が時期かなと思い決めました。宮前診療所に移っても仕事の関係では繋がりがありますし、亀岡市内でお出会いすることもあるでしょう。気軽に声をかけてください。」

丁寧に紡がれる言葉を しんみり聞き入っていたスタッフから、静かにはじまった拍手もやがて大きなものになりました。”寂しさ”から”感謝”へ思いが移ろいでいくようでした。

吉岡先生は、患者様やご家族様へ丁寧に接し治療方針などを説明されて来られました。聞く側も”腑に落ちていく感覚”が生まれるとのことです。また、吉岡先生は休日でもよく業務の電話を入れてきておられました。「患者さんの件で伝えたいことがあるので、この電話を病棟看護師に回してください。」というお声が耳に残っております。そんな吉岡先生ですから、退職が伝わり出してからは、いろんな方から”感謝を伝えたい。”と、その機会を望む声をいただきました。

令和元年４月の就任からの約４年間の勤務でしたが、そのうち３年間はコロナ対策の先頭に立って感染対策にも尽力いただきました。業務中、Ｎ９５マスクを着用されている姿がとても凛々しく印象的でした。

まだ、スタッフも実感がわかないでしょう。これから日を追うごとにじわりじわりと言ったところです。

吉岡先生、お疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。