2月25日(土)の午後1時から、地域包括ケアをテーマにした医療イベント第5弾「平成28年度京丹波町地域包括医療発表会」を開催いたしました。
前日までの天気がウソのように晴れて、朝からの準備も順調にはかどり、ありがたいばかりでした。
おかげさまで、当日の来場者は約310名、会場は超満員となりました。
本番は、主催者として寺尾町長があいさつし、続いて京都府南丹広域振興局長 岩永美好様から盛会のご祝辞をいただきました。
また、病院、診療所への貢献を称える感謝状を贈呈しました。土井たかし先生は17年間、和知で診療をしていただきました。築山忠則様は写真を、京都府立丹波自然運動公園協力会様(代表受領 小峰参事様)は菊花の展示を長年していただきました。受賞した方からはそれぞれ心のこもったごあいさつをいただき、会場の皆さんも聞き入っておられました。
第1部基調講演では、東條先生のユーモアあふれる語り口にたびたび会場が笑いと拍手の渦に包まれました。
東條先生は、やぶ医者大賞の第1回受賞者となる契機となった数々の取り組みを非常に興味深く聞かせていただきました。中でも、看取り文化の再興への熱心な取り組みにはたいへん感銘を受けました。看取り医療は、家族とともに自宅でおだやかに過ごし最期を迎えることだけでなく、その結果として、死を日常に感じ、そして次世代に命を繋ぎ伝えることができる。つまり、先生は「死は生の延長」であるとおっしゃいました・・・これは、気づきにくい非常に大切な観点であると感じました。
とにかく、ほんとうに忘れられないあっという間の50分間の講演でした。
その後は、一昨年たいへん好評いただいた企画が2本続きました。
理学療法士4名による健康体操は、腰をケアする体操を実践しました。題して「腰痛は、動かして直しましょう!1日3秒これだけ体操」です。大田理学療法士のリードであっという間の15分!手軽にできる腰痛への対処法を経験していただけました。
続く「LIVE!いきいき健康術」は、「口からの健康」をテーマに、司会を能勢看護師、田中看護師が進行し、発表は三浦、福井医師と片山歯科衛生士、藤ノ井管理栄養士、森本理学療法士が皆さんに健康への知識とケアを伝えました。職のスペシャリストではありますが、ここまで大勢の前で話すのは初めての者もいれば、持ち時間8分では伝えきれず原稿を何度も何度も書き直して準備した者など様々でした。結果、全員が時間オーバーとなりましたが、会場の皆さんからは「ためになった」「心のこもったお話やった」と、全員に笑顔と拍手を贈ってくださいました。
畠中副町長がお礼を述べて散会となりましたが、大勢の方が会場出口の「非常食体験コーナー」で、豚汁とけんちん汁を食べて家路についてくださいました。
今回、いくつか初の試みを行ないましたが、中でも、東條先生や健康体操、いきいき健康術のスライドを小冊子にして帰りに提供させていただきました。といっても、ご用意したのはひとつの発表に30部だけでしたが、すべて売り切れとなっておりました。もう少し、部数を増やすべきでした。
以上です。
今回も、スタッフ手作りの会となりました。
司会は庄林医師と田路看護師。もう庄林先生はハズせません(笑)
また、エントランスの受け付けには常勤医師や看護師が、そして席への案内にも看護師があたりました。駐車場や道路誘導は看護師が中心となって来場者の交通安全を確保しました。しかも、非常食の提供にもこの駐車場担当の看護師たちが兼務で当たったのです。すごいでしょ?!
おかげさまで、事故もなく、アンケートにも本当に良かった、楽しかった、「東條先生、最高!」等うれしいコメントが多数寄せられておりました。
後片付けをしたスタッフにも安堵と充実の笑みが”看て”取れました。明日からの糧になることでしょう。
来場者の皆さま、関係者の皆さまには、スタッフ一同心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
寺尾町長があいさつ
感謝状を受け取る土井たかし先生
東條先生の基調講演
理学療法士による健康体操
「LIVE!いきいき健康術」進行は能勢看護師、田中看護師の名コンビにおまかせ♪
三浦先生「みんなで生つばゴックン♪」
片山歯科衛生士の「健口力アップ!」
藤ノ井管理栄養士の「食べるたのしみをいつまでも」
福井内科医師(消化器)の「健診・増進・腸安心♪」
森本理学療法士の「『もう歳だから』とあきらめていませんか?」
閉会後の「非常食体験は大忙し」