京丹波町では、地域包括ケアシステムの推進をしております。
その一環として、京都府薬剤師会が行っております研究事業に参画するかたちで”iPADを使った実証実験”を行っております。
今日は、総括の会議として、実験に関わっていただいた町内の医療、介護、 福祉の各分野の事業者の皆さんにお集まりいただきました。
冒頭、京大で集計いただいたデータの解析結果を報告いただきました。
患者さまの立場で良かった点として、医療者側に思いを伝えることで安心感を得られた。また、医療者側の立場では、入力のわずらわしさがなかったといえば嘘になるが、患者さまが返事を待ち望み、それを見て喜んでいただいたことがモチベーションのアップにつながった、という意見が出ていました。その他、今年度は、写真に加え動画によって伝えることができたことにも注目が集まりました。
さて、今後は来年度の事業の進め方にも注目が集まります。2年間の実験を踏まえて、京丹波町版の”地域包括ケアシステム”を形作る布石となるかどうか、その真価が問われる1年になりそうです。
会議風景(パノラマ撮影)
会議風景(パノラマ撮影)
京都大学の野本教授(右)と垣田副院長
訪問看護師らとの意見交換